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腰の下が痛い|「腰」ではなく、骨盤の関節かもしれません

2026年10月04日

目次

腰の下が痛いという症状に、悩んでいませんか。実は「腰」だと思っていた痛みの原因が、骨盤にある仙腸関節に関わっていることもあると言われています。腰の痛みとの見分け方の手がかりから、仙腸関節に負担がかかる仕組み、日常の姿勢との関係、注意したいサインまで、施術の現場で見てきた視点からわかりやすく解説します。

「腰の下のほうが痛い」その場所、どこだと思っていますか

腰だと思っていたら、痛む場所が思ったより低かった

「腰が痛い」と思って、痛むあたりに手を当ててみたら、意外と低い位置だった。そんな経験、ありませんか。ベルトのラインよりも下、お尻の少し上のあたりがズーンと重く、立ち上がる瞬間や、長く座ったあとに気になってしまう方も、いらっしゃるようです。

腰痛と聞いて思い浮かべる場所と、実際に痛む場所が少しちがう。そのことに気づくと、なんだか不思議な気持ちになりますよね。

「これって、腰が悪いのかな」という疑問

そうなると、「これって、腰が悪いのかな」「それとも、別のところに原因があるのかな」と、気になってきますよね。腰まわりをストレッチしてみても、いまひとつ変わらない、という声もあるようです。湿布を貼る位置も、腰なのかお尻なのか、迷ってしまう方もいらっしゃるでしょう。

実は、腰の下のほうの痛みは、いわゆる腰の骨まわりだけが原因とは限らないと言われています。骨盤にある関節が関わっているケースもあるようです。ただ、痛む場所が低いというだけで、原因を決めつけてしまうのも早いかもしれません。

「腰の下のほうが痛くて、原因がよくわからない」と感じている方に向けて、この記事では、痛む場所の見分け方の手がかりから、骨盤の関節の仕組み、日常の姿勢との関係、注意したいサインまで、順を追ってお伝えしていきます。まずは、腰の痛みだと思っていたものが、骨盤の関節と関わっていることもある、という点について、詳しく見ていきましょう。

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「腰」ではなく、骨盤の関節かもしれません

痛みは全部「腰」と、まとめて考えていませんか

腰の下のほうが痛いと、つい「腰痛だな」と、ひとまとめに考えてしまいますよね。ただ、正直にお伝えすると、その痛みの場所は、いわゆる腰の骨とは別のところに関わっていることもあると言われています。

骨盤にある「仙腸関節」が、関わることもあるようです

そのひとつとして知られているのが、「仙腸関節(せんちょうかんせつ)」です。骨盤の後ろ側にあり、「仙骨」と「腸骨」という2つの骨のあいだにある関節だと言われています。

上半身と下半身をつなぐ位置にあるため、歩くときの衝撃を受け止める、クッションのような役割を担っていると考えられています。

腰の骨よりも、低い位置にあるようです

この仙腸関節は、ベルトのラインよりも下、お尻の少し上のあたりに位置しているようです。腰の骨のまわりと比べると、ずっと低い場所なので、「腰が痛い」と思っていた場所と、実際の痛みのもとが、少しちがうこともあるのかもしれません。

腰やお尻、ときには足の付け根のあたりまで、痛みや違和感が広がることもあると言われています。

決めつけずに、可能性のひとつとして知っておきましょう

もちろん、腰の下の痛みのすべてが、仙腸関節に関わっているわけではありません。筋肉の疲れなど、ほかの原因が重なっていることもあるようです。ただ、「腰とは別の場所かもしれない」という見方を知っておくだけで、自分の痛みの捉え方が少し変わってくるかもしれません。次の章では、痛む場所を自分で確認するときの手がかりについて、詳しく見ていきましょう。

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痛む場所を、指で指せますか

痛い場所を、1本の指で示せるでしょうか

前の章で、腰の下の痛みには骨盤の関節が関わることもあるとお伝えしました。では、自分の痛みはどちらに近いのか。そのひとつの手がかりとして、「痛む場所を指で指せるかどうか」が挙げられることがあるようです。

ためしに、痛みのあるあたりを思い浮かべてみてください。「ここです」と、1本の指でピンポイントに示せそうでしょうか。それとも、「このへん全体が重い」と、手のひら全体で示すほうがしっくりくるでしょうか。

一点を指せる痛みは、ひとつの目安のようです

仙腸関節に関わる痛みは、痛む箇所を自分で指し示せる点が特徴のひとつだと言われています。また、左右どちらか片側に症状が出ることが多い、とも言われているようです。

たとえば、「立ち上がるときに、右のお尻の少し上あたりだけがズキッとする」というように、場所がはっきりしている場合は、この目安に当てはまるのかもしれません。

腰全体にぼんやり広がる痛みとは、感じ方がちがうようです

一方、腰全体に重だるさがぼんやり広がっているときは、筋肉の疲れなど、ほかの要因が関わっていることもあるようです。どちらが良い悪いという話ではなく、感じ方のちがいを知っておくと、自分の状態を整理しやすくなりそうです。

あくまで目安として、受け止めてください

ただ、ここで大切なことがあります。指で指せるかどうかは、あくまで目安のひとつにすぎません。この方法だけで原因を決めることはできず、強く押して確かめる必要もありません。「自分の場合はどうだろう」と軽く振り返る程度にとどめ、気になる場合は専門家に状態を確認してもらってください。次の章では、この関節にどんな負担がかかりやすいのか、詳しく見ていきましょう。

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ほとんど動かない関節に、負担がかかっているようです

仙腸関節は、ほんの数ミリしか動かないようです

前の章で、痛む場所を手がかりにする見方をお伝えしました。ここからは、骨盤にある仙腸関節が、どんな関節なのかを見ていきましょう。

肘や膝のように、大きく曲げ伸ばしする関節を思い浮かべるかもしれませんが、仙腸関節はちがうようです。動きはほんの数ミリで、まわりを頑丈な靱帯が取り囲み、しっかり支えていると言われています。

歩くときの衝撃を、受け止めるクッションのようです

そんな小さな動きでも、大切な役割があるとされています。上半身と下半身をつなぐ位置にあり、歩いたり走ったりするときの衝撃をやわらげる、クッションのような働きをしていると考えられています。ビルの免震構造にたとえて説明されることもあるようです。

片脚で支える場面や、前かがみが続く場面で、負担が増えるようです

その一方で、負担がかかりやすい場面もあると言われています。たとえば、片脚で体重を支えたときや、前かがみの姿勢が続いたときです。骨盤の後ろ側にある仙骨が前に傾こうとして、まわりの靱帯が引っぱられやすくなるようです。

こうした動きが重なると、靱帯やその付け根に小さな負担が積み重なり、痛みにつながることがあると考えられています。同じ動作を何度も繰り返すと、回復が追いつかず、痛みが長引きやすくなるとも言われています。

時期や体の変化で、感じ方がちがうこともあるようです

また、女性は妊娠・出産の時期に靱帯がやわらかくなりやすく、関節の動きが大きくなることがあると言われています。年齢を重ねて、筋肉や靱帯の弾力が変わってくる時期も、負担を感じやすくなるようです。

ただ、これらは「そうなる場合もある」という話で、誰にでも当てはまるわけではありません。次の章では、日常の姿勢や習慣との関係について、詳しく見ていきましょう。

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足を組む癖や座りっぱなしも、関係しているようです。専門的なアプローチとまとめ

日常の姿勢や動作が、きっかけになることもあるようです

ここまで、骨盤の関節の仕組みをお伝えしてきました。では、この関節に負担をかけやすいのは、どんな場面なのでしょうか。足を組む、横座り、猫背、長時間のデスクワークや運転、中腰の作業、重い物を持ち上げる動作などが、挙げられることが多いようです。転倒や、妊娠・出産がきっかけになることもあると言われています。

はっきりした原因が思い当たらなくても、日々の小さな負担が積み重なって、痛みにつながることもあるようです。

お尻や足の付け根まで、広がることもあるようです

痛みは腰の下だけに出るとは限らず、お尻や足の付け根、太ももへ広がることもあると言われています。「腰だけじゃなく、お尻のほうまで重い」と感じる方は、その広がり方も、状態を知る手がかりになりそうです。

こんなサインがあるときは、早めに医療機関へ

ここで、大切なお伝えがあります。次のような様子があるときは、様子を見すぎず、早めに医療機関に相談してください。

  • 足にしびれがある、または力が入りにくい
  • 排尿や排便の感覚に、いつもと違う変化がある
  • 転倒や事故のあとから、強く痛む
  • 安静にしていても、痛みが強い

骨盤まわりの状態を、触診で確認していくようです

一方で、こうしたサインがない場合は、骨盤まわりの動きや、お尻・太ももの筋肉の状態、立ち方や座り方のクセなどを、触診で丁寧に確認していくことがあります。腰だけでなく、体全体の使い方まで見たうえで、負担を減らす方向を一緒に考えていく方法のようです。

こんな場合は、一度相談を検討してみてください

  • 腰の下のほうの痛みが、繰り返し出る
  • 片側のお尻の上あたりが、特に気になる
  • 足を組む癖や、座りっぱなしの時間が長い

よくある質問

Q. 足を組む癖は、やめたほうがいいですか?
無理に我慢するより、組む時間を短くする、座る姿勢をときどき変えるなど、負担を減らす工夫から始める方法もあるようです。

Q. ストレッチは、自分でやってもいいですか?
痛みが強いときに無理に伸ばすと、かえって負担になることもあるため、気になる場合は専門家に相談することをおすすめします。

Q. どのくらいの期間で変化を感じられますか?
痛みの背景や日々の過ごし方で差があるため一概には言えませんが、継続的なケアで少しずつ変化を感じる方が多いようです。

「腰の下のほうが痛い」というその場所は、腰ではなく骨盤の関節に関わっているのかもしれません。まずはご自身の痛みの場所と、日々の姿勢を、あらためて振り返るところから始めてみてはいかがでしょうか。

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サイト監修者

杉本 悠

杉本 悠

株式会社SmileWell代表
ひばりヶ丘にっこり鍼灸整骨院 院長
柔道整復師 鍼灸師

学生時代に経験したスポーツ外傷の克服が、私が治療家を目指すきっかけとなりました。現在は『痛みの改善』にとどまらず、『心身の健康的なバランス』を追求することをモットーとしています。
身体の歪みや筋肉・関節の柔軟性を取り戻すことで、自律神経などの内面的な要因を含めた骨格調整を得意としています。
身体についての正しい知識を届け、皆さまが安心してセルフケアに取り組めるよう、専門家の視点から分かりやすく、信頼性の高い情報提供を心がけております。

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