側弯症 腰痛 片側|大人になってから指摘された側弯症、施術の現場で伝えている向き合い方
2026年08月14日
側弯症 腰痛 片側の症状は、大人になってから健康診断や病院で初めて指摘され、戸惑う方も少なくないようです。「今さら治るの?」「このままでいいの?」という不安に対して、認定セラピストが施術の現場で実際に伝えている考え方や向き合い方を、片側だけの腰痛が起こる理由とあわせて解説します。

大人になってから「側弯症ですね」と言われて、戸惑っていませんか
健康診断や腰痛がきっかけで、初めて知ったという方へ
会社の健康診断で背中の写真を撮られ、「側弯の疑いがありますね」と言われた。あるいは、長引く腰痛が気になって病院に足を運んだところ、思いがけず「側弯症」という言葉を耳にした。そんな経験をされた方、いらっしゃるのではないでしょうか。
私自身、施術の現場でこうしたお話をうかがう機会が少なくありません。「今まで一度も指摘されたことがなかったのに」「もう大人なのに、今さらどうすればいいの」——そんな戸惑いの声を、本当によく聞くんです。
片側だけの腰痛や、体の傾きに心当たりはありませんか
側弯症と聞くと、思春期の成長期に見つかるものというイメージを持たれる方も多いかもしれません。ですが、実際には大人になってから初めて気づくケースもあると言われています。振り返ってみると、「なぜか右側だけ腰が張りやすい」「鏡を見ると、肩の高さが左右で違う気がする」といった感覚に、以前から心当たりがあった方もいるのではないでしょうか。
こうした片側だけの違和感は、決して気のせいではないのかもしれません。次の章では、なぜ体の片側にだけ負担が集中しやすいのか、その理由について一緒に見ていきましょう。
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なぜ体の「片側」に、腰痛や違和感が出るのでしょうか
背骨のカーブが、筋肉の使われ方に偏りを生む
側弯症は、背骨が左右どちらかにカーブしている状態を指すと言われています。まっすぐであるはずの背骨が湾曲することで、その内側と外側では、筋肉の負担のかかり方が大きく異なってくるようです。
カーブの外側にある筋肉は、常に引き伸ばされたような状態が続きやすく、逆に内側の筋肉は縮こまったまま固まりやすいと考えられています。ゴムを片側だけ伸ばし続けているようなイメージ、と捉えるとわかりやすいかもしれません。この左右非対称な負担が積み重なることで、片側だけの腰痛やハリとして表れてくるケースがあるようです。
肩の高さや体の傾きにも表れることがある
腰まわりだけでなく、肩の高さの違いや、立ったときの体の傾きとして自覚される方もいらっしゃいます。カーブしている部分を体がかばおうとして、無意識のうちに姿勢のバランスを取ろうとする働きが起こると言われており、これが結果として、見た目の左右差につながっている可能性があるのです。
「なんとなく右側だけ疲れやすい」「鏡を見ると肩の位置が違う気がする」——こうした感覚は、背骨のカーブによって生じる、体からのサインなのかもしれません。次の章では、こうした側弯症が、成長期と大人とでどのように違うのかを見ていきましょう。
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成長期の側弯症と、大人になってからの側弯症の違い
思春期は「進行のしやすさ」が課題になりやすい
側弯症というと、思春期の成長期に見つかるイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。実際、骨がまだ成長段階にある時期は、背骨のカーブが比較的短期間で変化しやすいと言われています。だからこそ、この時期に見つかった場合は、定期的な経過観察や装具療法によって、進行を抑えることが重視されているようです。
大人になってからは「表面化する不調」が中心になる
一方で、骨の成長が落ち着いた大人の場合は、カーブそのものが急激に大きく変わることは少ないとされています。ただし、これは「もう心配いらない」という意味ではなさそうです。
長年にわたって続いてきた姿勢の癖や、左右の筋力バランスの偏りが、年齢を重ねるごとに腰痛や肩まわりのコリとして表面化しやすくなるケースがあると言われています。カーブそのものというより、そのカーブとともに何十年も過ごしてきた体の使い方の積み重ねが、不調という形で顔を出してくるようなイメージでしょうか。
大人だからこそ、向き合い方は変わってくる
つまり、成長期は「カーブの進行」への対応が中心になりやすいのに対し、大人になってからは「これまでの積み重ねによる不調」とどう付き合っていくかが、より重要なテーマになってくるようです。「今さら」と諦めてしまう前に、大人ならではの向き合い方があることを知っておいていただきたいと思います。次の章では、施術の現場で実際にお伝えしている考え方をご紹介します。
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施術の現場で伝えている、向き合い方の考え方
「まっすぐにする」ことだけがゴールではありません
「側弯症は施術で治りますか」——正直に言うと、この質問をいただくことは少なくありません。ですが、施術の現場でまずお伝えしているのは、大人になってから見つかった側弯症の場合、背骨を完全にまっすぐにすることを目標にするのは現実的ではない場合が多い、ということです。
そう聞くとがっかりされるかもしれませんが、ここで大切にしたいのは、目指すべき方向性そのものを変えて考えるという発想です。
姿勢や体の使い方を整えるという視点
シュロス法をはじめとした運動療法では、カーブそのものをゼロにすることよりも、姿勢や体の使い方を整えることで、痛みの軽減や左右差の緩和を目指していくと言われています。カーブの外側で伸びきっていた筋肉、内側で縮こまっていた筋肉、それぞれに合わせた運動を行うことで、体全体のバランスを少しずつ整えていくというイメージです。
「今さら変わらない」と諦めていた方でも、日常生活での姿勢の取り方や、呼吸の仕方一つで、体の使われ方には変化が生まれることがあるようです。
現実的にできることを、一緒に探していく
大切なのは、過度な期待を持ちすぎず、かといって「もう何もできない」と諦めすぎないことではないでしょうか。ご自身の体の状態を丁寧に確認しながら、今できることを一つずつ積み重ねていく。そんな向き合い方を、施術の現場では大切にしています。
次の章では、実際にどのようなタイミングで相談すればよいか、その目安についてお伝えしていきます。
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こんな方は相談を検討してみてください、そしてまとめ
一人で抱え込まず、まずは体の状態を確認してみませんか
ここまで、大人になってから見つかる側弯症について、片側の腰痛が起こる理由や向き合い方をお伝えしてきました。最後に、どのようなタイミングで相談を検討するとよいか、目安をまとめておきます。
- 片側だけの腰痛やハリが、長期間にわたって続いている
- 大人になってから、体の傾きや肩の高さの違いが気になり始めた
- 病院で経過観察と言われたが、日常生活で不調が出ている
- 装具や手術以外に、何かできることがないか知りたい
一つでも当てはまる方は、体の状態を専門家に確認してもらうことをおすすめします。
医師の診断・経過観察と並行して進めることが大切です
ここで一つ、大切にしていただきたいことがあります。それは、カーブの評価や進行の判断については、医師によるレントゲン等の検査や、定期的な経過観察と並行しながら進めていくべきだということです。運動療法や施術は、あくまでその過程で「今できること」に取り組む選択肢の一つとして考えていただくのがよいようです。
よくある質問
Q. 大人になってから見つかった側弯症でも、施術は意味がありますか?
カーブそのものを大きく変えることは難しい場合もありますが、姿勢や体の使い方を整えることで、痛みの軽減や左右差の緩和につながる可能性があると言われています。
Q. 病院に通いながら、施術を受けても大丈夫ですか?
医師による経過観察と並行して進めることが望ましいとされています。まずは現在の通院状況を専門家に伝えたうえで、相談してみてください。
Q. どのくらいの期間で変化を感じられますか?
体の状態や取り組み方によって差があるため一概には言えませんが、継続的な取り組みによって少しずつ変化を感じる方が多いようです。
大人になってからの側弯症は、「今さら」と諦めてしまいがちなテーマかもしれません。ですが、現実的にできることに丁寧に向き合っていくことで、日々の体の負担は変わってくる可能性があります。まずは一度、体の状態を確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。
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サイト監修者
杉本 悠
株式会社SmileWell代表
ひばりヶ丘にっこり鍼灸整骨院 院長
柔道整復師 鍼灸師








